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2004/05/22(土)

Get Ready!! You start to the Next-Stage, Just Now!!

などと書いてしまう、根がゲーマーな私。

栗田勇午の「NO DOG NO LIFE」、やっぱりみんな期待が大きかったようで、例えば昨日なんかも検索エンジンから ZooM-Palace へ来た人の検索キーワードは「栗田勇午」絡みが40件くらいもあった。ここ1ヶ月くらい微増しつつあったんだけど、いままではせいぜい2〜3件くらい。それが発売日前日・前々日あたりには2桁代にのり、発売日当日はどっかんと増えた。って、ここまででその名前を既に2回も書いちゃったから、今後はこのページのほうに飛んできちゃう人もいるかも知れんな。(書評とか読みたい人は、「現界への望楼」のレビューでもどうぞ)

さて、しかし。栗田本発売は非常に嬉しいとはいえ、それはゲームで言えば「ステージ・クリア」で快哉しているようなもの。だって、一生このコミックスだけでハァハァするなんて、やっぱり無理だし。だから次の作品を、創るなり探すなりしないといけない。栗田勇午に期待する、というのもアリだが、彼1人に全てを望むわけにもいくまい。たしかに彼の作品はイイのだが、それは他の作家/作品が埋めてくれなかった欲求を満足させてくれるからイイのであって、彼の作品しか見ないようでは結局飽きが来るだろう。箸休めにしかならなくてもいいから、毛色の違った他の作品が必要だ。高水準なら、なおヨシ!!

それは必ずしも商業誌を媒体にしていなくても良い。同人誌でも良いし、ウェブサイトでも良い。それは必ずしもマンガでなくても良い。イラストでも、小説でも、アニメでも、ゲームでも、まああれだ、獣姦がテーマになってれば何でも良い。

方向性だっていろいろで良い。和姦系でもいいし、陵辱系でもいい。コミカルな絵柄でもいいし、劇画っぽいリアル派の絵柄でもいい。おちゃらけなストーリーでもいいし、人生の意味を問うような深みのあるストーリーでもいい。さらっとしたショート・ストーリーでもいいし、本格的で読み応えのある大河長編でもいい。リアルタッチで濃厚なエロ描写の、見るものを震撼させるような、驚愕のあまり魂が消し飛ぶようなイラスト。初夏の風にさえずる小鳥のような、屈託のない少女の明るい声でリアルタイム進行に語られる、獣姦実況の音声データ。

もうね、何でもアリですよ。

そういう多様性が、今後必要だと思う。私がそんな環境を作れるわけではないが、そんな環境が出来てくれば良いなあ、と。栗田勇午は良い作家だと思うし、より長く作家として活躍して欲しいと思う。しかしそれには、多様性のある環境が必要だ。ま、これは栗田勇午だけの問題じゃないわけだけど。自分の興味が向かない方面は誰か他の人がやってくれている、という環境があると、創る側にとって(もちろん鑑賞する側にとっても)けっこう嬉しいんじゃないだろうか。最近、批評家じみてきたなあ、俺。

そういうわけで、この先の楽しい獣姦エロ鑑賞を行うために、何かうかうかしてられねーな、という気になったりして。まあ、自分で小説とか書けないとしても(半年どころか、そろそろ1年ですね。くそぅ)、海外の作品を翻訳するとか、いろいろ出来る事はあるだろう。いや、別になんらかの創造的な活動をしなくても、まだ誰も気づいてないような作品とかウェブサイトを紹介するとか、そういうのでも良いわけで。

1つのステージはクリアした。でもそれって、次のステージが開始された、ってことでもある。

それがどんなステージになるか、どれだけの期間続くステージなのか、まだ分からんけど。でも、このステージの攻略に関わっているのは、1人ではない。作る側、鑑賞する側が、渾然一体となってステージを進行させている。その中でなにがしかの貢献が出来れば、まあちょっとは嬉しいかも。


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