出版年月日を見て分かるように、とっくに絶版になった本です。古本屋さんで入手するしかありません。
ストーリーは謎めいたガミアニ伯夫人を中心に、その奔放な性生活や性遍歴の想い出などをとりまぜて展開されていきます。ストーリー中ではレズの描写が多いですが、途中、レズっている最中の女に犬がのしかかったり、また回想の一部としてオランウータンやロバと姦った女の話などが出てきます。
昨今の小説やコミックスの強烈な描写に馴れてしまった身としては、獣姦シーンの描写はさほど濃厚とは思えませんでした。しかしロバの相手をしている場面の挿絵があったり、レズ描写などでも「その大きさときたら、もっとも血統正しい種馬だってあれほどにはなるまい」というほどの巨大な張り型を使ったり、それなりに楽しめる場面はあります。
獣姦描写のある作品としてはけっこう有名な小説でもあるので、コレクションという意味でも押さえておいてよい本と思います。
ちなみに、以下のURLからデジタル書籍で入手することもできます。
http://www.gutenberg21.co.jp/erotica.htm
また、これを「超訳」した「肉の宴」という本が、2000年に河出文庫から出版されています。