雑談の広場



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[ 1203 ] Re:落日2-7-2
[ 名前:maxi  [ 日付:2010年11月12日(金) 02時31分 ] 
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数万円の費用と短い堕胎手術によって、彩子に宿った小さな命の火は消された。
 心と体に空虚を抱えた彩子を待ち受けていたのは、地獄のような日々だった。
 禁酒を破り、以前よりも酒量の増えた祐介によって、彩子は事あるごとに殴られ、蹴られ、躰のあちこちに痣を増やしていった。
毎晩のように寝室に呼ばれ、否応なくレイプされた。嫌がらなければその時だけは優しい父親の顔で犯された。
 酷い扱いを受けていても、行く当てのない、まだ高校生の彩子には家を飛び出すことができなかった。心の片隅にあった、
もしかしたら元の優しい父親に戻るかもしれないという淡い期待も、いつの間にか消えていった。
 抵抗してもしなくても変わらない。ならばまだマシな扱いを受けられるようにと、彩子は抵抗することを止めた。
何を訊かれても父親の望み通りの返答をすれば、嫌な思いをせずに快楽だけは享受することができた。
心も躰も蕩けるような法悦とともに、その間だけはすべての辛い現実を忘れることができた。