雑談の広場



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[ 1213 ] Re:落日3-3-1
[ 名前:maxi  [ 日付:2010年11月12日(金) 02時42分 ] 
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 庭でまどろんでいたジョンを呼び、その足を拭いて室内に招き入れた彩子は、エアコンの効いたリビングで飼い犬を見下ろしていた。
テレビには、いつかと同じメロドラマが映されている。
「子供は出来ない、のよね?」
 田宮から聞いた事を確認するように彩子は呟く。まだジョンとのセックスをおぞましく感じてはいたが、夫ばかりが気持ちの好いことをしているのだと思うと、
自分も何かで埋め合わせなくては気が済まなかった。
 自らの身を穢すことによって不貞を働いた夫に仕返しをする。半ば夫への腹いせに飼い犬とセックスすることを決心した彩子は、
一度してしまったことは何回しようが変わらないのだと自分に言い聞かせた。何より浮気が、いや、このじゃれ合いがジョンの口から夫に知れることはないのだと病的な笑みを浮かべる。
膣と子宮をいっぱいにされたときの陶酔感を、しかも妊娠の危険もなく、あれほどの快楽をもたらしてくれた飼い犬との行為を思い出し、彩子は期待に身を震わせた。
 レースのカーテンに和らげられた昼の日差しはリビングの奥まで届かない。彩子の周りに広がる薄暗がりにジョンの姿が溶け込んでいく。
二匹の獣の忙しない呼吸が次第に重なっていった。
 飼い犬の横で膝立ちになり、彩子はジョンの背中を撫でさすりながら、その逞しい身体を愛でた。背中に抱き付き、
しなやかな毛皮に頬擦りをする。立ち昇る牡犬の体臭にうっとりと目を閉じて、その胸板を撫で下ろす。まだ毛皮の中に隠されている牡の器官に手が触れ、
ジョンが鼻を鳴らして頭を下げた。
「――ねぇ、また私とセックスしたい? したいでしょ?」
 垂れ下がっている耳を甘噛みし、飼い犬の耳元に熱い吐息と誘いの言葉を吹きかける。自ら牝犬となって逞しい牡犬に組み敷かれる姿を想像しただけで、
妖しく甘美な戦慄が背筋を駆け上がり、躰を反らす。流し目でジョンを見下ろし、彩子は口の端を吊り上げた。
 Tシャツとブラジャーを一気に脱ぎ捨てた彩子は、豊満な乳房を押し潰すように飼い犬の背中に押し付けた。背骨に沿って躰を前後させると、
長い毛の下に隠された短い毛が尖り勃った乳首をチクチクと刺激する。悩ましげに漏れた彩子の嘆息に呼応するように、ジョンが一声鳴いて振り返る。
「んふっ……。気持ち好いでしょ? 私も気持ち好いわ……。ぁあっ、このチクチクするのがイイっ!」