雑談の広場



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[ 1245 ] Re:落日4-6-1
[ 名前:maxi  [ 日付:2010年11月12日(金) 03時03分 ] 
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 あゆみが悪夢から目覚めたと思った日から、望月家にはある変化が起こっていた。普段ならば庭に居るはずのジョンが家の中を自由に闊歩し、
一日中彩子の傍を離れようとせず、食事も家族のテーブルの足元で一緒にするようになっていた。
 彩子自身にも変化があった。昼の散歩は続けていたが夜の散歩には行かなくなり、以前ならば、あゆみがジョンに触れようとすると怒っていたのが、
今では娘が飼い犬とじゃれ合っていても、ただ微笑ましい目を向けるだけになっていた。突然激昂することもなくなり、
以前の落ち着きのある優しい母親と過ごす日々をあゆみは心から喜び、悪夢のような数週間の出来事などすぐに忘れてしまっていた。
 毎日洗濯されるようになったベッドシーツが風にそよいでいる望月家には、以前の平凡な生活が戻っていた。少なくとも表面上は……。

 二学期が終わり、あゆみが祖母の許へと遊びに行く日が明日に迫っていた。慌しくも楽しげに準備を済ませ、
あゆみは遠足前夜のように興奮覚めやらず、ベッドの中でおばあちゃんの所に行ったらしようと思っていることを指折り数えていた。
そして、楽しかった去年の海水浴を思い出しているとき、夕食で飲みすぎたジュースの影響か、
不意に尿意を覚えてそっとトイレへとベッドを抜け出さなくてはならなくなった。
 普段ならばあゆみがぐっすりと眠っているはずの時間帯は、家の外も中も静まり返っていた。
暗闇に怯えながらも廊下を横切り、トイレを済ませて部屋に戻ろうとしたあゆみの耳に階下から母親の声が幽かに届いた。
しばらく母親と離れ離れになるのが寂しいと思っていた娘は、今夜くらいは久しぶりに一緒に寝てもらえることを願って、
母親を探すために、暗い階段を静かに降りていった。
 母親の声はドアの隙間から細く光が洩れている寝室の方から聞こえていた。その声は徒競走を全力で走ったときに似ていて、
あゆみは母親が病気になったのではないかと不安になりつつも、こんな夜遅くまで起きていたことを怒られやしないかとビクビクしながら、
わずかに開いているドアの隙間から中を覗いた。
「――ッ!!」
 驚きのあまりに出そうになった声を、あゆみは口を手で塞いですんでのところで飲み込んだ。あゆみが驚いたのも無理はなかった。
ドアの向こうでは、ガウンの前をはだけた母親がブラジャーをしていない乳房を揺らしながらベッドの端に座り、
大きく拡げた股間に顔を埋めているジョンの頭を押さえ付けていたのだから。
 幼いあゆみには、母親が飼い犬と何をしているのかはよく解らなかった。
ただ、母親が喘いでいるのは苦しいからではないことだけは、そのにこやかな表情から分かった。
そして、覗いていることがばれたら怒られると解っていても、あゆみは母親のしている不思議な行為への好奇心で、その光景から目が離せなくなっていた。
 寝ているはずの娘がドアの隙間から自分の痴態を覗いていることに気付かない彩子は、勝手知ったるザラザラした舌の生み出す快楽に酔い痴れていた。
指で秘裂を割り拡げ、飼い犬が求めて止まない蜜液の源泉への道を指し示した。
「あはぁ……。いいわ、もっとオツユを味わって……。奥から溢れてくるでしょ……」
 今でははっきりと聞こえてくるピチャピチャという音が、ジョンが母親の言う「オツユ」を舐め取っている音であることをあゆみは知り、
それが母親の大事なところから溢れてくることを不思議に思った。小学校低学年の知識では、そこから出るものといえばオシッコぐらいしかない。
あゆみは、ジョンにオシッコを飲ませるなんておかしなことが、母親にとっていいことである理由が全く解らなかった。
「ふぁっ、ああぁっ……。だめぇ、声が出ちゃう……。あゆみに聞こえちゃう……」
 躰中を駆け巡る電撃のような快感に、彩子は洩れそうになる嬌声を抑え切れなくなっている。
牡犬の一舐め毎に、快楽の深さに比例して嬌声のトーンが上がっていく。
 自分の名前を呼ばれたあゆみは、覗いていることがばれたのかと躰を固くして隠れたが、そうではないと分かると、
また、隙間越しに見える異様な光景に目を向けた。見てはいけないと解っていても、好奇心が理性に勝っていた。
 ベッドの上の彩子は、両手を後ろ手に突き、背中を弓なりに反らして、突き出した胸を激しく上下させている。
無意識のうちに腰が迫り上がり、卑猥に揺れる。逃げようとする蜜の源泉をジョンの舌が追いかける。
「ぁはっ、はあぁぅ、はくぅっ。あぁっ、あはぁ、ぁうぅーーーっ!」
 大きく跳ねた腰が頂点でブルブルと震え、やがてどさりとベッドに落ちた。
彩子の手が強すぎる刺激を遮断するように秘裂に宛がわれ、飼い犬の舌を拒絶する。
その手をジョンが執拗に舐め、彩子は聞き分けのない子供に向ける、母親の優しい表情をした。