雑談の広場
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Re:探してます
[ 名前:
zooskool
]
[ 日付:
2010年10月31日(日) 03時23分
]
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[1158]親コメントを読む
[1154]ルートを読む
持ってますが、ZooM様とabyss様の了解無しにやりとりしても構わないのか理解できかねますので触りだけ抜粋UPします。
問題があればすぐに削除してください。
落日
第一話 獣道
通い慣れた陽の当たる道を歩いていると、ふと、物陰に隠れた道を見つけ、立ち止まることがある。普通に歩いていては気付かない、人がようやく通れるかどうかという道を。
目的を持って歩んできた者は、怪しげな道のことなどすぐに忘れて前に進むだろう。
だが、ただ漫然と歩んできた道が退屈なものであったならば、その細く薄暗い道はこの上なくスリリングで魅力的に見えてしまうことがある。
得体の知れない、どこに繋がっているかも分からない細い道。
それでも人はふらふらと誘われるようにその道に迷い込んでしまうときがある。
一度迷い込んでしまったら、もう陽の当たる元の道に戻れる保証のない獣道に……
1
最近の彩子《あやこ》は飼い犬のことで頭を悩ませていた。
望月 彩子は夫と娘と三人でごく平凡に暮らしている。彩子は35歳。3歳年上の夫、拓雄《たくお》とは友人の紹介で知り合い、25のときに結婚した。8歳になる娘のあゆみもまっすぐな良い子に育っている。夫とも、夫の実家とも波風を立てることなく、彩子はずっと平穏に暮らしてきていた。
あまり目立ちたがらない性格の彩子は派手な服装を好まず、肩の辺りまで伸した栗色の髪に緩くウェーブをかけ、普段は日焼け止めのファンデーションと薄目のルージュといった最低限の化粧だけをしている。やや厚めの唇と長い睫毛が多少煽情的であること以外はどこにでも居そうなおとなしい主婦の一人だった。
しかし、その性格や顔立ちとは裏腹に彩子は人目を、特に男性の目を引いた。服装が派手でない分、その身体的特徴が強調されてしまっているからだった。
一歩歩く度に大きく揺れるEカップはあろうかという巨乳と幅の広い臀部は男たちの視線を釘付けにした。しかも、胸とお尻の大きさにも関わらずそのウェストはキュッと引き締まっている。
清楚な雰囲気に肉感的な躰を持つ彩子は、目を留めた男たちにあらぬ妄想を掻き立てさせる存在だった。
望月家では防犯も兼ねて、犬を庭に放し飼いにしていた。犬の名前はジョン。黒毛のラブラドール犬で、その体躯はあゆみよりも大きく、後足で立ち上がると彩子の顔にまでその鼻先が届くほどだった。
常ならば夫である拓雄がジョンを散歩に連れて行っていたが、拓雄が単身赴任をしなければならなくなり、その役目は彩子に託されることとなった。そしてその散歩というのが彩子の悩みの一つだった。
全く言うことを聞かないジョンに引きずられ、駆けずり回され、家に帰り着く頃にはヘトヘトになる程つらいものだったからだ。
それだけではない。洗濯物を干しているとジョンがじゃれ付き、スカートの裾を引っ張ったりするからでもあった。
彩子には、普段は愛嬌のあるジョンの表情が、そのときだけは肉欲を丸出しにした牡《おす》の表情をしているような気がしてならなかった。その頃から彩子は自分が牝犬として見られているのではないかとうすうす感じ始めていた。
このコメントには 2 個のレスが付いています。
1160
Re:探してます
1162
私はいいんですが
問題があればすぐに削除してください。
落日
第一話 獣道
通い慣れた陽の当たる道を歩いていると、ふと、物陰に隠れた道を見つけ、立ち止まることがある。普通に歩いていては気付かない、人がようやく通れるかどうかという道を。
目的を持って歩んできた者は、怪しげな道のことなどすぐに忘れて前に進むだろう。
だが、ただ漫然と歩んできた道が退屈なものであったならば、その細く薄暗い道はこの上なくスリリングで魅力的に見えてしまうことがある。
得体の知れない、どこに繋がっているかも分からない細い道。
それでも人はふらふらと誘われるようにその道に迷い込んでしまうときがある。
一度迷い込んでしまったら、もう陽の当たる元の道に戻れる保証のない獣道に……
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最近の彩子《あやこ》は飼い犬のことで頭を悩ませていた。
望月 彩子は夫と娘と三人でごく平凡に暮らしている。彩子は35歳。3歳年上の夫、拓雄《たくお》とは友人の紹介で知り合い、25のときに結婚した。8歳になる娘のあゆみもまっすぐな良い子に育っている。夫とも、夫の実家とも波風を立てることなく、彩子はずっと平穏に暮らしてきていた。
あまり目立ちたがらない性格の彩子は派手な服装を好まず、肩の辺りまで伸した栗色の髪に緩くウェーブをかけ、普段は日焼け止めのファンデーションと薄目のルージュといった最低限の化粧だけをしている。やや厚めの唇と長い睫毛が多少煽情的であること以外はどこにでも居そうなおとなしい主婦の一人だった。
しかし、その性格や顔立ちとは裏腹に彩子は人目を、特に男性の目を引いた。服装が派手でない分、その身体的特徴が強調されてしまっているからだった。
一歩歩く度に大きく揺れるEカップはあろうかという巨乳と幅の広い臀部は男たちの視線を釘付けにした。しかも、胸とお尻の大きさにも関わらずそのウェストはキュッと引き締まっている。
清楚な雰囲気に肉感的な躰を持つ彩子は、目を留めた男たちにあらぬ妄想を掻き立てさせる存在だった。
望月家では防犯も兼ねて、犬を庭に放し飼いにしていた。犬の名前はジョン。黒毛のラブラドール犬で、その体躯はあゆみよりも大きく、後足で立ち上がると彩子の顔にまでその鼻先が届くほどだった。
常ならば夫である拓雄がジョンを散歩に連れて行っていたが、拓雄が単身赴任をしなければならなくなり、その役目は彩子に託されることとなった。そしてその散歩というのが彩子の悩みの一つだった。
全く言うことを聞かないジョンに引きずられ、駆けずり回され、家に帰り着く頃にはヘトヘトになる程つらいものだったからだ。
それだけではない。洗濯物を干しているとジョンがじゃれ付き、スカートの裾を引っ張ったりするからでもあった。
彩子には、普段は愛嬌のあるジョンの表情が、そのときだけは肉欲を丸出しにした牡《おす》の表情をしているような気がしてならなかった。その頃から彩子は自分が牝犬として見られているのではないかとうすうす感じ始めていた。