雑談の広場:コメント投稿


[ 1250 ] Re:落日4-7-2
[ 名前:maxi  [ 日付:2010年11月12日(金) 03時07分 ] 
小指の先ほどに尖り勃った乳首をヤスリのような舌で擦られ、彩子がたわめられた背中を床から浮かせて甘い悲鳴を放つ。
綯い交ぜになった痛みと快感に朱の注した裸身から汗が噴出す。続けざまの強い刺激に床の上でのたうち回る。
「やあんっ、乳首が取れちゃうぅっ!」
 ジンジンとする乳首をかばうように彩子はうつ伏せになる。その背中にも舌が這い回り、彩子は身を捩った。
 女主人を快楽の淵に追いやる舌は、ふるふると震える桃尻にも唾液を塗り込めていく。冷たい鼻先が尻肉の谷間に潜り込み、
牡犬の目的を察知した女主人が、息も絶え絶えに四つん這いの姿勢になって、飼い犬の目の前に臀部を掲げた。
「はくぅん……。どうぞ……。私はアナタだけの牝犬です……」
 振り返った彩子は蕩けた瞳で言うと、背中を弓なりに反らして心の尻尾を巻き上げ、ぬらつく秘裂と妖しく息づく排泄口を牡犬の目に晒す。
主従関係は完全に逆転し、彩子は身も心も牝犬となって愛しい牡犬に服従した。
 濃密な愛液が太腿の内側をゆっくりと伝い落ちていく。期待に震えている牝犬に飛び掛かった牡犬が、牝犬の生殖器を探して一心不乱に腰を振り立てる。
二度三度と秘裂の周囲を抉った肉槍は、それから数度の突き込みでようやく入り口を探り当てた。更に奥へと穂先を潜り込ませるように腰を突き上げる。
 熱い肉塊を愛液に濡れた襞肉が歓びに震えながら迎え入れる。子宮を押し上げるような圧迫感と、
すでに噴出を始めている先迸りを膣奥に感じて、牝犬は満足気な吐息を熱い喘ぎに混ぜた。
 激しい突き込みから、押し付けた腰を細かく揺らすような動きに変えた牡犬が、牝犬の子宮に一滴でも多くの子種を注ぎ込むためにペニスの根元を膨らませる。
 牡犬の体重をくずおれそうになる四肢で支えている牝犬が、入り口を塞がれた膣を満たしていく熱い獣液にむせび泣く。全身が汗で濡れ光り、
押し寄せる快感の波に翻弄され、脳が焼き焦がれる。
 最後の仕上げとばかりに、牡犬が牝犬の臀部を跨ぎ越し、犬同士の交尾結合の姿勢になる。
胎内で肉塊が反転する痛みに苦悶と悦楽の表情を浮かべ、快楽の底なし沼へと彩子は沈んでいった。

 娘の存在を意識しなくてもよくなった彩子の日常は、すぐに牡犬との情事で埋め尽くされていった。当座の食糧を買い込み、
家の中では下着すら纏わぬ、完全に牝犬として過ごしていた。目覚めては牡犬と交わり、胎内深く獣液を注ぎ込まれ、
陶酔感と疲労感に満足した表情で寄り添い合って眠りに就き、また目覚めては交わった。

 出張の関係で予定より二日早く赴任先から戻れることになった拓雄は、妻を驚かせようと、
連絡をせずに二週間ぶりの我が家へと足を向かわせていた。娘が出掛け、魅力的な妻との二人きりの夜に思いを馳せるその足取りは軽い。
自身を失いかけていた夫は、早くも疼き始めた己が分身に、魔法の薬に頼らなくても良くなるかもしれないという期待で胸を膨らませた。
 明かりの灯っていない我が家の前で、いつも庭にいるはずの飼い犬の姿が見えないことに拓雄は首を捻った。
とうに落日を迎えた、月のない闇夜に妻が犬を連れて散歩に出ているとは思えなかった。

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