雑談の広場



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[ 1231 ] Re:落日4-1-3
[ 名前:maxi  [ 日付:2010年11月12日(金) 02時54分 ] 
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支えを失った牝犬は膝を突いてへたり込み、うっとりとした表情で快感の余韻を楽しみながら、
空気を求めて激しく胸を上下させている。牡犬が胎内に残していった獣液を確かめるように右手が伸び、指先が秘裂から漏れ出している白濁液を塗り拡げる。
「んふっ、昼もあんなにいっぱい射精《だ》したのに、またこんなに……」
 開き気味になった膣口に中指が挿入り込んで蠢き、クチュクチュとはしたない水音を立てる。
手の甲を伝って薄白い粘液が滴り、地面を濡らしていく。粘つく空気に、濃密な牡の香りが拡がった。
「ぁふぅ、もったいないけど、んっ、このままじゃ、ぁくぅ、帰れないわ……」
 早く寝るように言い付けているにも拘らず、最近のあゆみは起きて母親の帰りを待っている。
子宮にまで溜まった牡犬の子種をそのままにして帰れば、漏れ出して今のように濃密な牡のニオイを漂わせることになってしまう。
「ジョンとセックスしてること、あゆみが知ったらどんな顔するかしら……」
 背筋を駆け上る妖しい戦慄に彩子は身を震わせて喘いだ。
「ダメ……。早く掻き出さなきゃ……」
 悪魔の誘惑を振り切り、膝立ちになった彩子はサマードレスの裾を左手に絡げ持ち、中指に人差し指を加えて、
獣液を溜め込んだ柔肉の隘路を割り拡げた。さらさらした透明に近い液体が内腿を伝っていく。
 指の位置を変えても流れ出る獣液がなくなると、彩子は奥から搾り出すように、腹筋に力を込めた。
 ぶびっ。びゅぶるるっ……。
 あられもない音とともに、胎内奥深くに残っていた獣液が吐き出される。二三度繰り返し、もう残っていないことを確認した彩子は、
地面の濡れた跡を見下ろして自嘲気味な笑みを漏らす。暗闇に光る眼をこちらに向けていた牡犬にも哂われている気がした。
「軽蔑しないでね。あなたとの関係を続けるためよ……」
 その言葉を理解したのかは定かではないが、ジョンはのそのそと彩子に近付き、差し出された右手を舌で清め始めた。
牡犬の愛情を感じて、牝犬が嬉しそうな表情を浮かべる。
 丹念に情事の残滓を拭い終えた牡犬は、交尾の最中に牝犬が寄り掛かっていたタイヤの匂いを嗅いだかと思うと、
彩子の目の前で片足を掲げ、股間のモノを見せつけながら多量の尿を放出し始めた。
 放物線を描いて落ちる輝く水流、香ばしいアンモニア臭、地面とタイヤを叩く牡犬の力強さを表すような水音。
それを見ていた牝犬は憑かれたような表情を浮かべ、躊躇うことなく、牡犬と同じ場所に向けて自身の尿意を解放した。
 パンティで太腿と股間を拭った彩子は、汚れた布切れをサマードレスのポケットに突っ込んで、
何事もなかったかのように立ち上がった。服の乱れをさっと直すとジョンのリードを掴み取り、無言のまま飼い犬を付き従えて公園を出て行く。
 月だけが見ていた痴情の痕跡を残して……